UDテープの特徴

熱硬化

  • 130℃硬化エポキシ/CFUDテープ

熱可塑

  • PAナイロン系/CFUDテープ
  • PCポリカーボネイト系/CFUDテープ
  • PMMAアクリル/CFUDテープ
  • 熱可塑エポキシ/CFUDテープ
  • その他

参考資料

こちらの動画は、熱硬化性(エポキシ)でのATP(Automatic Tape Placement)です。

不等方性材料である、炭素繊維の機械的特性を生かしたものづくりには、UDの積層成形は欠かせません。
従来のCFRPでは、熟練の技術者が、プリカットしたプリプレグ材料を積層設計図面にあわせて、丁寧に手で積層し、貼りこむことにより、高性能なCFRP成形品を作ってきました。

コンポジットを量産するにあたり、その熟練作業者を多数確保することは難しく、未熟な作業者を起用すれば、品質が不安定になり、人件費もかさみます。
同じものを、同じように積層成形する単純作業は、プログラム化したロボットのほうが、安定的に製造できるようになりました。日本国内では、熱可塑プリプレグを使ったATPあるいはATL(Automatic Tape Lay-Up) の研究、実用化が始まっています。
日本のものづくり環境を勘案した場合に、自動化は必須条件です。
自動積層成形の技術は、今後も進化するものと思われますし、自動機市場も拡大していくことでしょう。

海外のATL機を導入するもよし。
自前でATL機を開発するもよし。
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