炭素繊維と熱可塑性繊維を二重織物にした熱可塑コンポジット材料です。
ナイロン糸の融解後には炭素繊維が基本組織を形成します。(炭素繊維とナイロン繊維 平二重織 → 炭素繊維平織)材料にはナイロン系バインダーを塗布することで、ホツレ防止に加え炭素繊維への樹脂の含浸性が向上させています。
従来の熱可塑性プリプレグ材料に比べて柔軟性に優れ、裁断バサミなどで容易にカットが可能です。
この特性を活かすことで深い絞りや難形状にも対応できる成形自由度の高い材料です。
また製品はロール形状であり、必要な長さだけをカットし使用する事が出来ます。
コスト的にも基本的には織物ですので、フィルムスタックでコンソリデートされた板状プリプレグシート熱加工されたものに比べ、平米あたりの単価が比較的安価であるというのも魅力でしょう。
今回ご紹介のものは、上層はカーボン繊維からなる平織、下層はPA6繊維からなる平織でデザインされていますが、カーボンと熱可塑糸(PA6)の比率、織のパターンは、用途による設計が可能です。
(簡単に、少量の試作を引き受けるというわけではありませんが、大口用途には対応が可能です。お問い合わせ下さい)
綾羽織物プリプレグ
仕様:3K・290g/m2
販売は1m2単位での納品になります。特注サイズでの発注をご希望の場合はお問い合わせ下さい。
綾羽織物プリプレグ
仕様:3K・315g/m2
販売は1m2単位での納品になります。特注サイズでの発注をご希望の場合はお問い合わせ下さい。
カーボンファイバー・ガラス・アラミドフィラメントなど補強繊維とマトリックスとなる熱可塑性繊維を一体織物にした熱可塑性コンポジット用材料です。
カーボンファイバーなど補強繊維への熱可塑性樹脂は未含浸の材料ですが、この織物をそのまま金型の中で熱間プレス成形することにより樹脂含浸と成形を同時に行い、連続繊維強化熱可塑性コンポジットを作成することを狙いとした開発商品です。
- 柔軟性に優れ、深い絞りや難形状にも対応できる成形自由度の高い材料です。
- 織物なので,必要な長さだけを、裁断バサミなどで容易にカットし使用する事ができます。
- 製品はロール形状のため連続生産にも対応しやすい材料です。
※ 本材料は熱間プレス成形・オートクレーブ成形を基本としています。
※ マトリックス繊維とカーボンファイバーの熱収縮性が異なる為、織物をプレスした状態での加熱が前提となります。
ハイブリッドダブルレイヤー(二重織物)
補強繊維:カーボンファイバーフィラメント(PAN)、ガラスファイバーフィラメント、パラ系アラミドなど
マトリックス: PA6、PA12、PA9T、PEI、PPSなど熱可塑性樹脂繊維
カーボンファイバーなど補強用の樹脂繊維と熱可塑性繊維をダブルレイヤー構造(二重織物)にした熱可塑性コンポジット用材料です。
補強繊維と熱可塑性繊維を同時に織り込むことで強化繊維に樹脂繊維が均一に分散します。
織物設計により補強繊維と樹脂の比率を変えることも可能です。
販売は1m2単位での納品になります。特注サイズでの発注をご希望の場合はお問い合わせ下さい。
ハイブリッドUD(一方向織物)
補強繊維:カーボンファイバーフィラメント(PAN&PITCH)、パラ系アラミド、高強力ポリアリレートなど
マトリックス: PA6、PA12、PA9T、PEI、PPSなど熱可塑性樹脂繊維
PAN系、PITCH系カーボンファイバー以外に、パラ系アラミド繊維、高強力ポリアリレート繊維などの補強繊維をUD織物(一方向織物材料)にした、熱可塑性コンポジット用材料です。
シンプルですが、積層成形の際に材料に方向性を与えることができます。
販売は1m2単位での納品になります。特注サイズでの発注をご希望の場合はお問い合わせ下さい。
綾羽ハイブリッドダブルレイヤー織物(CFRP/FRP材料)スペック表
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